あーしんどい。

ただの個人的な殴り書き日記です。

石の上にも三年!

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(母校龍谷大学のYou,Unlimitedオブジェで弟と。裏でめっちゃ背伸びしてぷるぷる。アンリミテッドだぜ。)

 

久しぶりに昔書いてた日記が出てきて懐かしい気持ちになったので、あの時のことを振り返ろうかな〜と思う。

新卒で入社した会社を1年で退職してからのこと!(厳密には11ヶ月。)

振り返ってみると、仕事を辞めようかと考え出してから実際辞めて次の道に進むまでの23歳から24歳あたりは、今までで一番迷った時期やったと思う。ほんで、普通に転職活動してみたり、デザイン勉強してみたり、ラインのスタンプ作ってみたり、ターキーレッグ売ってみたり、挙げ句の果てにセブ島に迷い込んで、とにかくじたばたしてたなぁ。

高校生までは部活一筋やって、やることもコミュニティも頭の中もバスケバスケバスケやったんやけど、それが大学生になって一人暮らしを始めて4年間ぶっとびまくった!だって自由すぎるし楽しすぎるもんな!大学生の頃は時間もいっぱいあったし、コミュニティも自分の行動の分だけ広げたい放題 & チャンスもきっかけも無限大にあって、求めればなんでもあって毎秒わくわくしてた気がする!結構単位落としたけど!

でもこの23歳から24歳の間は、すんーーーごい彷徨った!というか今までほんまに悩みとかなかったし、悩みがないことを本気で悩んでたから、めっちゃ悩みだした自分にびっくりした!

仕事辞めるんってめっちゃ体力いるし、会社側からしても役に立たへんうちに辞められてだるかったやろうし、なんでその苦労を押してでも辞めようと思ったんかあの時はわからへんかったけど、今やったらなんとなくわかる気がする。

理由はいっこじゃなかったと思うけど、一言で言うと、「このままいったら知らん間におばちゃんになって、急に何かをめっちゃ後悔するんちゃうかな!」・・・やと思う。「何か」わからんけど「何か」あかん気がするっていう漠然具合。

たぶんあの時、初めて自分の人生について真剣に考え出した時期やったんやろな(遅。)だから、人生の中でもほんまに貴重な時間やったなとは思うけど、いやいやしんどかったなあ。

「とりあえず3年」みたいなんよく言われるけど、3年経ったら26歳で「あ、なんか違いました。」ってなったところで、そこからよっこいしょって違う道歩こうとした時に選択肢も少ないし、乗り越えなあかんことも多そうやし、大変なんちゃうかなーって思ったし、もしかして周りの人が言うほど、「仕事辞める」って悪いことじゃないし大したことじゃないのでは・・・?と思って、ちょっと辞めてみてん。(実際大したことじゃなかった。)

周りの人から見たらただのゆとりやったと思うし、実際そうやし、辞める時もいろんな人に反対されたり、っていうか反対しかされてないし、若干怒られたり、涙涙のこともあったんやけど、やっと最近「あー辞めてみてよかったな」っていう気持ちになってきたよ。

あのまま「続ける」っていう選択をしてても、素敵な社会人3年目を迎えて後輩を指導する立場になってたかなーとも思うし、辞めて違う道に進んだおかげで自分の想像の範囲をはるかに超える経験とか、あのままいってたら出会うことのなかったおもしろい人たちといっぱい出会えたから、ほんまに今は辞めてみて正解やったな~とも思う。どっちでも◎やったんかもしれへんけど!

あの時の自分は「やりたいことがわからへん」とか、「自分に向いてることはなんやろう」とかばっかり考えてて(若いね!)、そのたぐいの本も読みあさったし、記事も読みあさったんやけど、それらがいかに無駄なことやったかを、今になるとしみじみ。

だって、今も別に明確な「やりたいこと」とかないし、多分これからもそんなんない気がするもんな〜。

人生通して「これを成し遂げたい!」みたいな使命感に駆られてる状態への憧れがあって(プロジェクトXとか情熱大陸みたいな!)、そういう人みるとかっこいいなー!って思うんやけど、多分自分がそういう人になれることは一生ないんちゃうかなって思う。

この「使命感に駆られてる感」への憧れがあったから、「自分は人生をかけてこれを成し遂げる」みたいなものを決めてしまうことで、それに向かって何も考えずに走り続けていきたいなって思ってたんやと思う。つまり悩んで迷って頭使って考えることがしんどいから思考停止を求めてた状態(今思えば。)

も実際そんなものがどっかに転がってるわけもなく、見つけられてないんでもなくて、そもそもないわけで、悩んで迷って歩いていくことでしか見えへんもんなんやと、最近になってようやくわかってきたよ。

プロジェクトXの人も情熱大陸の人も、あのかっこいい感じは、目の前のことを一生懸命やってきはった結果であって、神様のお導き的なんがあったわけでもないんやろう。

ほんで、何しててもどこにいても、別に大して変わらへんっていう事にも気づき出した。

「海外で経験積んだ方が!」とか「若いうちにこれやっとかな!」とかギラついてたけど、実際何をやっても、同じくらいの勉強できることがあって、同じくらいのつらいことがあって、同じくらいの楽しい事があって、みたいな。全然変わらんやん、みたいな。自分色出すぎて、自分次第すぎて、もう。

だから、明確な「やりたいこと」「向いてること」みたいなんを探すんじゃなくて、とにかく「なんとなく良さそう」の嗅覚を研ぎ澄まして進んで行く、それから「目の前にあることを一生懸命やる」ことしかできひんし、これからもそうしていこう思う。

仕事辞めるかどうか迷ってた時に、「石の上にも3年」っていうことばに、ずいぶん足引っ張られた感あるけど、座り心地悪かったら退いたらいいんちゃう〜?を付け足しておきたい。結局今の納得感を積み重ねることしかできひんっぽいしなぁ。

いろいろ書いたけど、結局全部、すぐ飽きてしまう自分への言い訳で、1つの事をずーっとやり続けている職人肌の人に激しく憧れてしまう。そういう人になってみたい。